私の失敗談:夫は◯◯では動かない
前回、夫の家事レベルを上げるための回答が、「お帰りダンス!」でしたー!
10年前の私がそれを読んでも、納得しなかったでしょう。
根拠は?って思っていたかも。
今日は、結婚当初から、私が散々失敗してきたアプローチについて書いてみます。
特に頑張り屋さんで、何事も先回りしてやってしまう女性、働いている女性が陥りがちじゃないかなぁと思います。
私に関して言えば、仕事では30カ国以上展開する外資系企業でトップセールス。
顧客マネジメントは得意中の得意でした。職場では、上司や顧客の大半が男性であり、オジサマの長い武勇伝も笑顔で聞き流し、セクハラや不倫のお誘いも上手くかわしつつも、信頼は厚くハートは鷲掴み。狭い業界で、長く伝説の営業と語られていました。
それなのに、私は身近なパートナーである夫には、散々失敗コミュニケーションをしてきました。
失敗したアプローチ
①理詰めで交渉する
②Excel家事分担表で可視化する
③北欧の働き方・家事育児参加を示す
①私も同等に稼いでいるのだから家事も育児も(早く帰社して)半々にやるべきだと理詰めで交渉
⇒ 俺の職場では物理的に無理と言われる(私外資、夫内資)
②小室淑枝さんの本を読んで、Excelで家事ポイント表を作成。自分の担当分をカラーリング。ほとんど私色に染まったリストを、ドヤ顔で夫に見せ分担を迫る。
冷蔵庫に張って、私は毎日リストの進捗状況を更新しましたが効果なし。
むしろ機嫌が悪い。(アレ?)
⇒一瞬チラッと見ただけで、オール無視
参考)2011年に下記記事を読んで家事分担表作成を実行しました。
https://allabout.co.jp/gm/gc/388229/
理系の男性とかだと響くのか?うちの夫はアカンでした。
③北欧ではいかに男性の育児家事参加率が高く、その結果、女性がキャリアを途絶える事なく、無理なく働ける環境が整っている。夫こそパイオニアとして、働き方を変え、家事育児参画をする事で、幸せ夫婦と子供を増やしていこう!と励ますが
⇒ 目指すところが高すぎると言われる。俺のキャラとは違う、そんな一気には無理だと言われる。
撃沈。
上手くいったアプローチ
- 私が体調不良で寝込む
私がしおらしく、何をやっても感謝しかしないので、淡々とやってくれる。
本当にダウンしている時は、私も可愛いようだ。
- 正論かざすより、自分の気持ちを伝える。たとえば、以下のような感じ。
X あなただけ思う存分に仕事をしていてずるい
X 有給休暇の消化日数に違いがあるのはおかしい。子供が病気の時は、半分はあなたが休むべきだ。
↓
○ もっと家族で一緒に時間をすごしたいから、早く帰ってきて欲しい。
○ 私1人じゃ家の事まわらないから、助けて欲しい。
○ 体調悪いから休みたい。飛んで帰ってきてほしい。
○ 私も仕事をもっとしたい。もっと分担して欲しい。
夫へのインタビューをしたところ、「可愛げ」がポイントらしい。気持ちよく「しゃーないな、やってやろうか。」という気になるように、俺にアプローチしろ、との事。(どんだけ)
例)遅い帰宅の夫に、怒りを抑えてお帰りダンス
→ 遅く帰って悪かったなと思える。
いつもよりさりげなく、妻より多い家事をお願いされている。。。が、罪悪感と明るく迎えられた事から、全部やってあげようか、という気になるらしい。
夫は理屈ではなく感情で動かしましょう。(※我が夫の場合)