世界1位営業女子が教える幸せな共働き 

残業なし、有給100%消化、育休3回、欲張りに稼いで家庭時間命 外資系アラフォーママの軌跡

100年ライフ実践研究会 7月

 7月15日海の日、100年ライフ実践研究会、7月を開催しました。

 

テーマは、デンマークでの生活を通して見えてくる子育て・教育・政治・多様性を認める社会について。

 

私の大学の先輩であり、素敵なお人柄のデンマーク在住16年のさわひろあやさんがスピーカー。会場は次女が通う、ラーンネットグローバルスクールで開催させて頂きました。

 

同スクールは、代表炭谷氏がデンマークでの滞在経験から、「探究型の人材育成」を目標に、自分で考え、選択し、自立的に行動して自分の人生を切り開いていくという教育方針で23年前に日本でスクールを立ち上げられ運営されています。さわひろあやさんの下記記事にある、デンマーク社会におけるデモクラチ(Demokrati=民主主義※)が、デンマークの教育においても重要な土台となっている、そんな事から、本セミナーをスクールで開催させてもらえ、かつ代表炭谷氏にも参加頂ける事になりました。 

デンマークの投票率が高い理由を、人々の日常から探ってみた | ハフポスト

 ※ここにおける、デンマーク語での民主主義とは、意見を出し合う文化を言う。日常的な場面で自分の意見を持ち、それを表明すること、互いの意見を聞ける環境を作り、異なった意見を尊重すること。以下、デモクラチと記載。

 

子育て世代の私の周りには、熱いテーマだったからか、スクール保護者、近い友人知人に案内をするだけで、あっという間に申込みが。初日以外は積極的な案内は控えるという事に。次回はもっと広い会場で開催して、あやさんのお話をより多くの人に届けたいと思いました。

 

事後アンケートでの満足度の集計結果は、94点以上!皆様、ありがとうございました!

以下簡単な、セミナー内容のサマリです。

 世界一幸せな国ランキングで上位常連の国、そして投票率90%のデンマーク。この国での子育て・教育・政治・多様性を認める社会とは?全ての根底となるのが、民主主義(デモクラチ)であると考えられている。

 

  • デンマークの学校教育法内では、学校での授業及び日常生活全般について、デモクラチ(民主主義)に基づく必要があると定めている。(デモクラチの教育)

 

  • デモクラチそのものについて学ぶ授業がある:国が用意しているポータルサイトを利用し、民主的な対話、コミュニティ、行動、民主的な参画について段階的に学ぶ

 

  • 中学生の時には校内で本格的な模擬選挙運動が行われている。社会民主党ジュニアや自由党ジュニアなど、全政党名を名乗った代表者たちによる演説会も開き、本格的な論戦も行われ、開票結果を公開している

 

  • 意見を出し合う文化日常的な場面で自分の意見を持ち、それを表明すること、互いの意見を聞ける環境を作り、異なった意見を尊重することが、デモクラチの主要な部分である。このような教育が一貫して幼少時代からなされている
  • そしてこれが、政治をデモクラティスク、つまり民主的に行うには不可欠なものである

 

  • 自由に意見を表明するが行き過ぎたゆえの社会の悩みもある(ヘイトスピーチ等) 

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当日の発表スライドから

 

園児の頃から、自分の心の感情を知り、表現する訓練を徹底的にしているデンマーク

自己決定とは、わがままではなく、自分で自分のことを決めること。自分で自分の日常に影響力を持つことであるという。

 

特に私にとって印象的だったことは、自己決定できないとしたら、他者へ依存してしまい、不安が増えると考えられていること。確かにその通りだなぁ。

自分の子育てにおいても、あれこれと先回りしてやってしまうことを控えようと改めて思いました。

 

 

今回のセミナーに参加された方の中には、デンマークから帰国中、かつ東京から日帰りで参加して下さった初めましての方もおられ、感激。またQ&Aの時間には質問が相次ぎ、時間は足りず。終わってからも皆さん部屋から出ずに、熱く交流していました。素敵な人たちの輪が繋がり、嬉しいです。

参加者の方が片付けまで手伝って下さり感謝でした。

あやさん、炭谷さん、そして参加下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

 

さわひろあやさん

https://www.huffingtonpost.jp/author/aya-sawahiro/

https://note.mu/sawaguri_cph

 

ラーンネットグローバルスクール

代表 炭谷俊樹氏 http://bit.ly/sumi2015